『人との距離のはかりかた』

2015年06月06日

私ははりねずみが好きです
はりねずみの置物を見ると欲しくなってしまうぐらいに

「はりねずみのジレンマ」という言葉がありますが(正確にはヤマアラシだとか)、
聞いたことがありますか?

近づきすぎると自分が傷ついてしまう、相手を傷つけてしまう
そして傷つかない距離を取っていると寂しい…という
はりねずみの悲しみのような…

私は自分がはりねずみみたいに感じていました
本当は針を持っているのに、それを相手に悟られてしまうと相手が離れていく…
だから自分は針を持っているべきではない、
針を捨てて、針のない状態の、ふわふわのねずみになりたい、
そうならなければ愛されないと、子どもの頃から感じていたようです

はりねずみは私自身の中にも居て、
内側から私自身を刺すことがたびたびあって、
私は私の一部である、はりねずみの針で感じる痛みを
ずっと抱えて生きてきたように思います

4年前ぐらいにこの曲を大切な友人(ある心理療法のコースで一緒だった人)から教えてもらったとき、
その頃、ようやく、私は、
捨てるべきだと思っていた自分の一部を、
持ったままの私でもいいんだと、
思えるようになった頃でした

海の中の魚の「クマノミ」(オレンジ色の魚、ディズニ-の映画になりましたね)と、
クマノミが隠れ住むイソギンチャク(猛毒があるらしい)みたいに、
自分の持ち味が毒にならない相手、
自分が自分の欠点だと思っている部分が、相手にとって「全く気にならない」という人が必ずいます
そういう人が相手だと、「はりねずみのジレンマ」を感じなくて済みます
そしてそういう人たちの中に、
逆に「あなたのそういう部分がおもしろい、好き」という人が見つかったりします
自分の悪い所を直そうとするよりも、そういう人を探しましょう
自分が欠点だと思っている部分は、実は自分にだけしかない長所だったりするのです
直すより活かすほうが大事です

この曲の歌詞とアニメーションを初めて見たとき、
じんわりとこみ上げるものがありました
そして今でもこの曲を聴くと、そのことを思い出します

『人との距離のはかりかた』 plenty
(Uta-Netで歌詞を見たり動画を見たりできます)

はりねずみ1
はりねずみ2
はりねずみ3




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Posted by ペットロスを乗り越えた〜ハル☆ at 20:55 | 音楽の棚 | 気持ちのお話